国土交通省 新技術情報提供システム 登録製品
ドレーンロックMT型とは
近年、気候変動に起因する集中豪雨の発生頻度の増大等により、 計画規模を超える洪水や、整備途上の河川における洪水が多発し、 河川堤防の破堤に伴う被害が増大しています。
そのような中、堤防の質的強化対策として、効率的かつ経済的な浸透・侵食(裏法面)
対策工を実現する目的で開発した工法です。
また、治山、砂防、道路分野等では降雨、融雪、風化等に対応した法面侵食保護工としても御利用いただけます。
MT型は局地的な豪雨(ゲリラ豪雨)対策の堤防強化工法として開発されました。
ドレーンロック MT型は、豪雨時における堤防の浸透対策工及び堤防裏法
面の侵食対策工に特化した法覆型の堤防強化工として以下の特徴があります。
従来から表護岸工として使用されているかごマット工(平張り)と比較して、コストダウンが図れます。特に敷設幅が広い断面に有効です。
河川からの浸透水を対象としたドレーン工「ドレーンロックFR型」と組み合わせる事で、経済的な断面形状の構築が可能です。
工程の短縮により、周辺環境に与える騒音や振動等の悪影響を低減できることが期待されます。
中詰材に単粒度砕石等の小粒径の石材を使用する場合は、割栗石等の中詰め材と比較して機械施工時の騒音+振動効果を低減できることが期待されます。
中詰材に単粒度砕石の使用が可能なため、中詰め作業や整形作業等の機械施工時において施工工程の短縮が見込まれます。
かご本体に自立性があるとともに、部材の簡素化、上蓋の施工性向上により組立工程の短縮が図れます。
河川堤防浸透対策工+堤防裏法面侵食対策工のダブル効果が見込まれます。
降雨による法面からの浸透水及び法面付近に残留する浸透水を速やかに排水します。
寸法規格表[m]
| 型式 | 高さ H | 長さ L | 幅B |
| 本体L1.75XB1.5m | 0.3 | 1.75 | 1.5 |
| 本体L1.75XB1.0m | 0.3 | 1.75 | 1.0 |
| 上蓋L1.75XB1.5m | - | 1.75 | 1.55 |
| 上蓋L1.75XB1.05m | - | 1.75 | 1.05 |
部材規格表[mm]
| 部材名 | 規格 | 材質・表面処理 |
| 本体L型金網 | 溶接金網 線径φ4(枠部φ5) |
亜鉛アルミ合金先めっき溶接金網 (財)土木研究センター 土木系材料・製品・技術審査証明 第0801号「ハイパープレメッシュ」 |
| 端部金網 | ||
| 上 蓋※ | ||
| 端部用ステー | φ5 | 亜鉛アルミ合金めっき鉄線 |
| 上蓋用骨線 | φ5 | |
| 接続コイル | φ5 |
浸透 メカニズム

降雨によって堤体に浸透した水は法尻付近の浸潤面を上昇させる

堤体下部の浸潤面が上昇し、堤体土せん断強度が低下

浸潤面がさらに上昇し、弱体化が進行することで、堤体の法尻部分は地下水の漏出とともに流れ出す
侵食 メカニズム

降雨浸透によって強度低下した堤防に、河川水が越流する

強度の低下した法尻付近を洗掘する

天端及び法面から急速に侵食が進み、堤防の崩壊に至る
降雨による法面からの浸透水を速やかに排水
法尻付近を中心に飽和する堤体内水位の低下
豪雨等の表層流下水による浸食から裏法面を保護
(仮に越水しても少しでも破堤しにくい堤防)