建設用語集


よみ 用語 解説
まさつけいすう 摩擦係数 せん断力τと土の鉛直応力σの比。
まさつそくど 摩擦速度 河床に作用するせん断力(τ)と、τ*=ρu*2(u*;摩擦速度、ρ;流体の密度)の関係にある。u*は速度の次元を持つ。
まにんぐのへいきんりゅうそくこうしき マニングの平均流速公式 開水路などにおける平均流速を求める公式。
みずかえ 水替 砂防ダム工事期間中、流水を完全に処理して、工事中の災害を防止するとともに、出水による手戻りも防ぐ必要がある。このため流水を仮締切りし、仮排水路によって切り替える事。水替え設備には、ダムの場合、水抜き暗渠を利用した堤体内仮排水路や仮排水トンネル、コルゲート、木どいなどがあり、流路工の場合には仮締切り堤、木樋、水中ポンプの利用などがある。
みずたたき 水叩 砂防ダムの下流部で越流水が落下する部分を前庭もしくは水叩きという。水叩き部を保護するには水叩工、張石工、副ダム工、捨て石工などの方法がある。
みずたたきこう 水叩工 砂防ダムの前庭部の洗掘を防止しダムの安定を図るために設けられる構造物。水叩き工は砂防ダムが15m以上の場合および、15m以下で砂礫基礎の場合に設けられる。水叩き工の長さは、落下水が射流から現況河川の水理条件に戻るまでの長さとし、厚さは経験的に1.0m~3.0m程度が多く用いられている。
みずとおし 水通 砂防ダムの放水路のこと。対象流量を流し得る十分な断面を有し、かつ上・下流の地形、渓床の状態、流水の方向などを考慮してその位置が決定される。水通し幅は上・下流の河幅を考慮して決定し、水通し高は計画水位に余裕高を加えた高さに定める。
みみしば 耳芝 堤防の法肩に施工する芝付工。
むじげんげんかいそうりゅうりょく 無次元限界掃流力 流れによって、河床材料、捨石などの移動が発生する限界値のこと。
むじげんそうりゅうりょく 無次元掃流力 せん断力(τ)を無次元表示した量。τ*=u*2/(s・g・dR)(u*;摩擦速度、s;河床材料の水中比重、dR;河床材料粒径)で定義される。
めいあんきょこう 明暗きょ工 地すべり防止のため、地表水や浅層水を集めやすい谷部等に設置する排水用の構造物。
もたれしきようへき もたれ式擁壁 擁壁背面が主として切土の場合に用いられる、自立できない重力式擁壁。

ページTOPに戻る